覆面調査をする上での3つの注意点とは

覆面調査の仕事に携わったら、よい仕事ができるよう日夜精進していただければいいのかなと思いますが、それ以前に、最低限としてこれはやってはいけない、やらなければならない注意点もあります。それは覆面調査員として失格と言いますか、報酬がもらえないかも?ということにもなりかねないことです。

新人の調査員の方はまだ細かいことに気が回る段階ではないと思いますが、最低限これだけは気を付けて仕事をしてほしいという注意点を3点だけ挙げておきます。

 

覆面調査員とバレないこと

まずひとつ目、これは覆面調査として基本中の基本、絶対にご法度なのが「バレること」。

これは誰でも起こってはいけないこととお分かりになるでしょうが、絶対にバレてはいけません。誰にバレてはいけないのかというと、もちろん従業員にですが、昨今はSNSをやっている方も多いですから、「いま覆面調査中でーす」なんてアップするのもNG。最悪以外の何ものでもありません。

バレればもう仕事になりませんから、調査はそこで終了。報酬は無しです。

もちろん一般消費者のように振舞っていればバレることはありませんので、要はいかに「溶け込めるか」が肝心。バレる以前に怪しまれる行動を取ってはいけません。

ベテラン調査員としてバリバリやられている方でも、1度は「ヤバい…」という経験はしているようです。変に意識して挙動不審になるのも逆によろしくないので、調査前の準備は入念に、あとは落ち着いて臨みましょう。

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オファー条件をしっかり満たすこと

覆面調査で言えば店舗指定とかレポート提出期限とか、この条件を満たすこと含めての請負ですから、それができていないと報酬無しの可能性が高くなります。

単に「この条件忘れていました」は論外ですが、自分ではやったつもりになっていてもクライアントからのオファーは満たしていないという場合も「覆面調査あるある」です。

例えば、「このメニューを注文して感想をレポートで上げてください」というオファーがあったとします。そして、そのレポートには「おいしかったです~」としか記入されていないとかいう場合。

確かに指定のメニューを注文したし感想も書いた。なぜ?と思うかもしれません。でも、客観的に見れば、これではダメということがお分かりになると思います。「それだけ?」ですよね。最低限、どう美味しかったのか、できるだけ具体的に記す必要はありそうですよね。

これはほんの一例です。事前にしっかりチェックして条件を満たした仕事をしてください。

 

レポートはしっかり書くこと

覆面調査の仕事は、調査がメインと考えがちですが、違います。本来の仕事は「レポートを上げること」。これが覆面調査の仕事の目的であって、レポート作成の手段として潜入調査をしているにすぎません。

ということは、レポート作成をおろそかにしてはいけないということです。 勘違いしやすい部分ですが、ここは注意点として肝に銘じておかなければなりません。

ありがちなのは、「なにか改善点はありますか?」の設問に、「特にありません」とかやってしまうこと。正直な感想なのだと思いますが、これはちゃんと調査していないとみなされてしまいます。

嘘はいけませんが、ないってこともないのかなと思います。「目的」の遂行のために「手段」はしっかりやっておく必要はありますよね。

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まとめ

いかがでしょうか。注意点はこの3つだけ、最低限事項として気を付けておくと良いと思います。

もっとも、最低限事項とは言いましたが、ミスがないということは調査員としての優秀さを測る要素だと思うのです。

ここで書いたようなミスを犯してしまうことはある種致命的かもしれませんが、初期段階からこのような注意点を体に染みこませておけば、経験を積んで仕事に慣れてきた後で致命的なことをしてしまう可能性は低いと思います。

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